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Esthetic

浦安の審美歯科・セラミック治療

見た目の良さは当たり前。機能にまでこだわり、長持ちする審美歯科を。

審美歯科治療とは、歯や口元、顔全体との調和を重視して美しく見せる治療です。見た目だけでなく、「機能」と「調和」の両方が求められます。

審美歯科症例の治療前サムネイル 審美歯科症例の治療後サムネイル
Case 実際の症例を、治療前後の写真つきで8件ご紹介しています セラミックの色や形だけでなく、部分矯正やラミネートベニア、歯ぐきの手術を併用してガムラインを整えた症例も掲載しています。
Point

Hatch Dental Clinicの審美歯科が選ばれる理由

見た目の美しさだけでなく、噛み合わせや歯の寿命まで見据えた治療計画をご提案します。

東京メトロ東西線「浦安駅」東口から徒歩2分。浦安市・市川市・船橋市・江戸川区から、セラミックによる審美歯科治療のご相談でお越しいただいています。

01

審美補綴を手がける歯科技工士とのチーム連携

歯の色・形・歯ぐきとの調和まで、審美補綴やセラミック製作を主に手がける歯科技工士と密に連携しながら、一つひとつ製作します。

02

噛み合わせ・歯の寿命まで考えた設計

「削りすぎない」「神経をなるべく残す」ことを大切に、長く安心して使える仕上がりを追求します。

03

専門的な再治療にも対応できる総合力

精密根管治療から歯ぐきの外科処置まで一貫して対応できます。他院でうまくいかなかった治療のやり直しにも、数多く向き合ってきました。

Hatch Dental Clinicの審美歯科治療、ビフォーアフター
歯科技工士との連携により仕上げた、自然な見た目と噛み合わせ

対照的に、見た目の改善のみを目的とした治療は一般的に「美容歯科」と称されることがあります。

専門用語と補足説明

審美歯科
歯と口元、そして顔貌との調和を美しくするために、色、形、配置を含む総合的な観点からアプローチする治療分野。
美容歯科
主に歯の見た目に焦点を当てた治療。審美歯科よりも狭い範囲での美的改善に注力する。

前歯の見た目だけに注目すると、噛み合わせなど他の問題を見落とします。治療前の精密な検査と、口全体を見た治療計画が欠かせません。

近年は見た目を優先しすぎて、機能や持続性を疎かにした治療も増えています。直後はきれいに見えても、数年後に問題が出てくることがあります。

審美歯科治療には、被せ物・歯ぐき・噛み合わせを含めた十分な検査と診断、そしてそれぞれの治療に関する知識と技術が求められます。口の中全体を見る、総合的な視点が欠かせません。

詰め物・被せ物を白いもの(セラミックなど)に変えたい、という方は「むし歯治療(セラミック)」のページもご覧ください。

セラミック治療についての解説記事
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セラミック治療で起こりうる問題や、美容クリニックと歯科医院どちらで受けるべきかなど、院長がじっくり解説しています。

Case

当院の審美歯科治療の症例

治療前後の写真と、費用・期間・リスクをあわせてご紹介しています。

治療・執筆・監修:歯科医師 平沼 貴大(Hatch Dental Clinic 院長) 神奈川歯科大学卒業/日本歯科大学臨床研修修了。日本包括的矯正歯科学会(理事)、日本臨床歯科学会(東京SJCD)、日本顕微鏡歯科学会、日本歯内療法学会、日本口腔インプラント学会 所属。 本ページの症例はすべて当院で実際に行った治療で、掲載にあたって患者様の同意をいただいています。写真は明るさ・トリミング以外の加工を行っていません。 歯科医師紹介はこちら / 最終更新:2026年9月13日

症例①矯正後の前歯の形を整えてほしい/30代女性

初診時年齢:30代
性別:女性
主訴:矯正後の前歯の形を整えてほしい
治療期間:2ヶ月
費用:480,000円(税抜)/税込528,000円 ※ラミネートベニア1本120,000円(税抜)×4本
治療のリスク:歯の切削が必要なこと(切削量は最大0.5mm)、セラミックの破折・欠け・脱離、治療中の一時的な知覚過敏、支台歯の二次う蝕、将来的な歯ぐきの退縮により歯との境目が見えてくる可能性、噛み合わせの状態によっては適応とならない場合があること
副作用:治療中の一時的なしみ、歯ぐきの一時的な違和感
治療内容/装置:上顎前歯4本のラミネートベニア(自由診療)

他院で矯正治療を受けられた患者様です。ただしこの矯正は、はじめから「そのあとラミネートベニアで形を整える」ことを前提に計画されたものでした。矯正の担当医と当院とで、ゴールを共有したうえで進めたケースです。

審美歯科症例。ラミネートベニア4本を装着した最終補綴時の上顎前歯部
最終補綴物(ラミネートベニア4本)装着時

歯科技工士牧絵(DL-C)

審美歯科症例。ラミネートベニア装着後の口腔内
審美歯科症例。ラミネートベニア治療前の口腔内
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初診時 最終補綴装着時
中央のハンドルを左右に動かすと、初診時と最終補綴装着時を比較できます(矢印キーでも操作できます)

ラミネートベニアは、すべてのケースでできる治療ではありません。噛み合わせの状態や、もとの歯の状態によっては適応にならず、被せ物を選んだほうがよい場合もあります。料金表もあわせてご覧ください。

この症例で「なぜ削る量が0.5mmに収まったのか」については、ブログ記事「ラミネートベニアで削る量は?|モックアップから逆算する0.5mmの根拠」で工程を追って解説しています。

Processワックスアップからガイド形成まで、削る量を決めた工程を見るタップして工程写真を見る(5枚)

なぜ矯正だけでは終わらないのか

矯正治療は歯を並べることはできますが、1本1本の歯の形や大きさそのものを変えることはできません。もともと歯の幅にばらつきがある場合、きれいに並べても、隣の歯との間にわずかな隙間が残ったり、大きさが不揃いに見えたりすることがあります。

逆に、この状態をベニアだけで解決しようとすると、歯の位置がずれている分を厚みでごまかすことになり、削る量が増えるか、歯が出っ張った仕上がりになります。

そこで、矯正の段階から「最後にベニアを貼る」ことを見込んで歯を並べておく。そうすれば、ベニアは形を整えるだけで済みます。今回はその設計で進めました。

審美歯科症例。矯正治療後・ラミネートベニア前の上顎前歯部
初診時。矯正で歯は並んでいますが、1本1本の形と大きさに不揃いが残っています

いきなり削らない。まず完成形を作る

ラミネートベニアでいちばん避けたいのは「削りすぎ」です。表面を薄く削る治療なので、必要以上に削ってしまうとエナメル質を突き抜けてしまい、接着の条件が悪くなります。

ではどうやって「必要な量」を決めるのか。勘で削らないために、先に完成形を作ります。

審美歯科症例。咬合器に装着した模型上でのワックスアップ
模型審査・ワックスアップ。模型の上で、目指す歯の形をワックスで作ります

まず模型の上で、完成後の歯の形をワックスで作ります(ワックスアップ)。噛み合わせも含めて模型で検討し、「どういう形にするか」をここで決めきります。

審美歯科症例。ワックスアップをもとに口腔内へ試適したモックアップ
モックアップ。模型で作った形を、削る前のお口の中に再現します

次に、そのワックスアップの形を削る前のお口の中にそのまま再現します。これがモックアップです。この段階で患者様ご本人にも鏡で見ていただき、形や長さを確認できます。削ってしまう前に、仕上がりを見て相談できるのがこの工程の利点です。

モックアップの上から削る=削った量が目に見える

審美歯科症例。モックアップの上から深度ガイドの溝を入れた状態
モックアップの上から、深さの目印となる溝(ガイド)を入れます

ここがこの治療のポイントです。モックアップを付けたまま、その上から決まった深さの溝を入れます。写真に見える横線がその溝です。

こうすると何が起きるか。削る量が「完成形からの引き算」になります。モックアップは完成後の形そのものなので、そこから一定の深さだけ削れば、必要な厚みぶんだけが確保される。歯そのものを見ながら「これくらいかな」と削るのとは、まったく違う精度になります。

審美歯科症例。支台歯形成を終えた上顎前歯部
形成後。削った量は最大0.5mmです

削ったのは、最大0.5mm

この方法で削った量は最大0.5mmでした。被せ物(クラウン)が歯をぐるりと削るのに対して、ラミネートベニアは表面だけを薄く削って、つけ爪のようにセラミックを貼り付けます。

「ではまったく削らないほうがいいのでは」と思われるかもしれませんが、この0.5mmは必要な切削です。理由は接着にあります。セラミックをしっかり接着させるには、エナメル質に接着面を確保する必要があるからです。表面をまったく触らずに貼ると、接着が弱く、剥がれやすくなります。

逆に言えば、エナメル質の中に収まる範囲で削るからこそ、長くもつということでもあります。削らないことが目的ではなく、必要な最小限に留めることが目的です。

できあがったセラミックは、接着する前にお口の中で確認します(試適)。ここで気になる点があれば、技工士に戻して調整します。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※矯正治療は他院で行われたものです。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

症例②折れた前歯を治してほしい/30代女性

初診時年齢:30代
性別:女性
主訴:折れた前歯を治してほしい
治療期間:1日(1回の来院で完了)
費用:45,000円(税抜)/税込49,500円
治療のリスク:経年的な変色・着色(コーヒー、お茶、喫煙など)、セラミックと比べて摩耗しやすいこと、強い力や歯ぎしりによって再び欠ける可能性、歯とレジンの境目からの着色や二次う蝕、定期的な研磨・修理・作り直しが必要になる場合があること、欠けた範囲が大きい場合は適応外となり被せ物での治療が必要になること
副作用:処置後に一時的に冷たいものがしみることがあります
治療内容/装置:上顎右側中切歯(右上1)の破折部に対するダイレクトボンディング(コンポジットレジンによる直接修復・自由診療)

前歯が欠けてしまい、早く治したいとご来院された患者様です。欠けていたのは上顎右側の中切歯(右上1)1本。切縁が正中寄りで斜めに欠け、隣の歯より短くなっていました。

その日のうちに終わる治療

選んだのはダイレクトボンディングです。歯科用のプラスチック(コンポジットレジン)を欠けた部分に直接盛り足し、形を作って光で固め、研磨して仕上げます。

型取りも、技工所への発送も要りません。そのため通院は1回で済み、この日のうちに終わりました。削る量も、欠けた面を整える最小限にとどまります。

審美歯科症例。ダイレクトボンディングで前歯の破折部を修復した直後の口腔内
審美歯科症例。上顎右側中切歯が破折した初診時の口腔内
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初診時 治療後(当日)
中央のハンドルを左右に動かすと、初診時と治療後を比較できます(矢印キーでも操作できます)
審美歯科症例。ダイレクトボンディング前後の切縁の拡大比較
切縁の拡大。上が初診時、下が治療後です

セラミックとの違いを、先にお伝えしています

ただし、セラミックと同じではありません。レジンは年月とともに変色し、表面のツヤも落ちていきます。摩耗もセラミックより早く、強い力がかかれば再び欠けることもあります。

つまり「削る量が少なく、その日に終わり、費用も抑えられる」かわりに「もちは短い」という交換条件です。数年後に再研磨や作り直しが必要になる可能性は、治療の前に必ずお伝えしています。

それでも、欠けた範囲が小さく健康な歯質が十分に残っている場合には、いきなり被せ物にする前に試す価値のある選択肢だと考えています。合わなければ、その時点でセラミックに切り替えることもできます。

お勧めしないことがあるケース

欠けた範囲が大きい場合、噛み合わせで強い力が直接かかる場合、歯ぎしりや食いしばりの強い方では、ダイレクトボンディングをお勧めしないことがあります。その場合はセラミックなど別の方法をご提案します。

材料そのものの詳しい説明は「むし歯治療|コンポジットレジン修復」のページに、費用は料金表に掲載しています。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

症例③前歯の被せ物をキレイにしたい/50代女性

初診時年齢:50代
性別:女性
主訴:前歯の被せ物をキレイにしたい
治療期間:10ヶ月
費用:649,000円(税込/税抜590,000円)
治療のリスク:支台歯(土台となる歯)の切削が必要なこと、治療中の一時的な知覚過敏、セラミックの破折・欠け・脱離、支台歯の二次う蝕、歯髄への影響(しみる・神経の処置が必要になる可能性)、将来的な歯ぐきの退縮により被せ物との境目が見えてくる可能性
副作用:治療中の一時的なしみ、歯ぐきの一時的な違和感
治療内容/装置:右上1・2、左上1・2の計4本のオールセラミッククラウン(自由診療)

もともと当院にメンテナンスで通われていた患者様です。下の写真は初診時のもの。ここから定期的に管理しながら経過を見て、「前歯の被せ物をキレイにしたい」というご希望を受けて治療を開始しました。実際の治療期間は10ヶ月です。

審美歯科症例。初診時の口腔内写真5枚法。上顎前歯部の被せ物の色調が周囲と調和していない状態
初診時

上の前歯4本には以前の被せ物が入っていました。色が周りの歯と合っておらず、境目のラインも揃っていません。歯ぐきの手術や矯正までは必要なく、被せ物のやり直しで対応できる状態でした。

審美歯科症例。オールセラミッククラウン4本を装着した最終補綴時の口腔内写真
最終補綴物(オールセラミッククラウン4本)装着時

歯科技工士牧絵(DL-C)

歯ぐきの手術も矯正もしていない、シンプルなケースです。それでも、仮歯で形を決め、試適で色を確かめ、納得がいかなければ作り直す。この工程を踏むかどうかで仕上がりは変わります。作り直せるのは、技工士と直接やりとりできる体制があるからでもあります。

この症例の工程については、ブログ記事「セラミックの色が合わない理由|仮歯と試適で決まる前歯の仕上がり」でさらに詳しくご紹介しています。

Process仮歯で形を決め、試適で色を合わせた工程を見るタップして工程写真を見る(3枚)

まず仮歯で形を決める

前歯は、わずかな長さや幅の違いで印象が変わります。接着してしまってから「思っていたのと違う」となると、やり直すには費用も時間もかかります。

そこでまず仮歯(プロビジョナルレストレーション)で形と歯ぐきとの調和を確認し、調整を重ねました。その形を最終的な被せ物に写していきます。

審美歯科症例。仮歯(プロビジョナルレストレーション)を装着した上顎前歯部
仮歯(プロビジョナルレストレーション)装着時

色が決まるまで、試適と調整を重ねる

セラミックの色は、模型の上では決まりません。シェードガイドで番号を合わせて技工士に渡す——それで済むこともありますが、前歯ではそうはいかないことのほうが多いです。

今回作り直したのは右上1・2、左上1・2の4本だけ。その両隣には天然の歯が残っています。少し白すぎても、暗すぎても、被せ物だけが浮いて見えます。色だけでなく、透明感や光の入り方も、隣の歯との関係で変わります。

ですので、実際にお口の中に入れて確かめます(試適・トライイン)。

審美歯科症例。オールセラミッククラウンの試適で隣接する天然歯との色調を確認している状態
セラミックの試適。お口の中で、隣の歯との見え方を確認します

そして、入れてみて気になるところがあれば、作り直します。

このケースでは、その作り直しを何度か繰り返しました。試適して確認し、技工士に戻して調整し、また試適する。患者様にも鏡で見ていただき、ご納得いただけるまで続けました。

審美歯科症例。色調を調整して作り直したオールセラミッククラウンの試適
色調を調整して作り直したセラミックの試適

正直、一度で決まることのほうが少ないと思っています。だから接着してしまう前に、時間をかけて確認します。ここで妥協すると、あとから「やっぱり気になる」となったときに、また削って作り直すことになる。患者様にとっても、歯にとっても損です。

納得のいくところまで作り直しを重ねて、最終的なオールセラミッククラウン4本を装着しました。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

症例④前歯の見た目とガタつきを整えたい/40代男性

初診時年齢:40代
性別:男性
主訴:前歯の見た目をキレイにしたい。被せ物を変えたいのと、ガタガタも整えたい
治療期間:7ヶ月
費用:770,000円(税込/税抜700,000円) ※部分矯正66,000円(税込)+オールセラミッククラウン4本704,000円(税込)の合計です。この部分矯正は、被せ物を前提として前歯2本のみを動かしたものです。動かす歯の本数や範囲によって費用は変わります(料金表
治療のリスク:矯正中の一時的な痛み・違和感、歯根吸収、治療後の後戻り(保定装置の使用が必要)、支台歯(土台となる歯)の切削が必要なこと、一時的な知覚過敏、セラミックの破折・欠け・脱離、支台歯の二次う蝕、歯髄への影響
副作用:矯正装置装着中の痛み・違和感、治療中の一時的なしみ、歯ぐきの一時的な発赤や腫れ
治療内容/装置:部分矯正(ワイヤーによるMTM)+右上1・2、左上1・2の計4本のオールセラミッククラウン(自由診療)

「前歯の見た目をキレイにしたい」というご相談でした。被せ物の色が気になるのに加えて、歯並びのガタつきも整えたいというご希望です。

審美歯科症例。初診時の口腔内写真5枚法。上顎前歯部に叢生があり、被せ物の色調も周囲と調和していない状態
初診時
審美歯科症例。オールセラミッククラウン4本を装着した最終補綴時の上顎前歯部の接写
審美歯科症例。仮歯(プロビジョナルレストレーション)装着時の上顎前歯部の接写
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仮歯 最終補綴装着時
中央のハンドルを左右に動かすと、仮歯と最終補綴物を比較できます(矢印キーでも操作できます)
審美歯科症例。部分矯正とオールセラミッククラウン4本による最終補綴時の上顎前歯部
最終補綴物(オールセラミッククラウン4本)装着時

この症例の部分矯正は、被せ物を前提に前歯2本だけを動かしたもので、費用は66,000円(税込)でした。動かす歯の本数や範囲によって費用は変わります。これを足すことで、削る量を抑えながら歯並びと見た目の両方を改善できました。前歯のやり直しを考えている方は、「被せ物だけで解決するのか、先に歯を動かしたほうがいいのか」を一度確認してみてください。矯正を併用するかどうかで、削る量も歯の寿命も変わります。

矯正治療そのものについては矯正歯科治療のページでご説明しています。

Process部分矯正から仮歯までの工程と、その判断理由を見るタップして詳しい解説を読む

削る量を減らすために、先に歯を動かす

この状態で被せ物だけをやり直すとどうなるか。ガタついたまま見た目を揃えようとすれば、歯を大きく削って位置をごまかすことになります。神経に近いところまで削れば、痛みが出たり、神経の処置が必要になるリスクが上がります。

そこで、被せ物を作る前に部分矯正(MTM)で歯の位置を整えました。ワイヤーで必要な範囲だけを動かす方法です。全体矯正より期間も費用も抑えられます。

位置が整えば、削る量は最小限で済みます。「セラミックを入れれば歯並びも治る」という考え方もあります。ただ、削る量と歯の寿命を考えれば、動かせるものは動かしてから被せるほうが理にかなっています。

仮歯で確認してから、最終補綴へ

矯正が終わったあとは、仮歯(プロビジョナルレストレーション)に置き換えて、形と歯ぐきとの調和を確認していきます。

仮歯で形が決まったら、その形を最終的なオールセラミッククラウン4本に写します。仮歯と最終補綴物を並べると、色の深みや表面の質感の違いが分かります。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

Trouble

審美歯科でよくある失敗の原因と、当院の対応

歯科技工士と連携して製作した審美セラミッククラウンの症例
審美補綴を手がける歯科技工士と連携して製作したセラミッククラウンの症例
マイクロスコープと精密機器を使い分けながら、
歯にかかる負担を一つひとつ丁寧に抑えていきます。
Hatch Dental Clinicでの根管・歯髄の問題イメージ

①根管・歯髄(歯の神経)の問題

歯の中には歯髄(神経)があります。虫歯が歯髄まで達したときや、衝撃で歯髄が傷ついたときに、抜髄といって歯髄を取り除く処置を行うことがあります。

歯髄がなくなると感覚がなくなり、痛みを感じなくなります。ただし歯そのものは弱くなります。被せ物をするだけなら、本来は歯髄を取る必要はありません。それでも「何も言われずに神経を抜かれた」という声は非常に多く聞きます。

抜髄がうまくいかないと、根の先の骨が溶ける『根の病気』になり、再根管治療が必要になります。高い費用をかけたのに、やり直しになることもある。この再根管治療のご依頼が、審美歯科トラブルでの来院理由として最も多いです。抜髄に至る理由は、大きく3つ考えられます。

1-1 被せ物の自由度を上げるため

歯髄がある状態では、歯を大きく削ると歯髄に当たり痛みが出るため、削る量が制限されます。

通常の咬合
通常の咬合
歯髄を取ってしまうことで無理やり内側に角度を変えられる
歯髄を取ってしまうことで無理やり内側に角度を変えられる

歯髄を取ると痛みを感じなくなるため、歯を大きく削って角度や向きを変えられます。出っ歯ぎみの噛み合わせも、見かけ上は改善できます。しかし削る量が多いほど歯の寿命は縮まります。切端咬合という噛み合わせになりやすく、歯にも負担がかかります。「矯正で何年もかけなくても、すぐ綺麗になりますよ」という言葉には注意が必要です。

Hatch Dental Clinicでの痛みを抑え歯を削るイメージ

1-2 痛みが出ないようにするため

歯髄がある状態で歯を削ると、削ったところは風や冷たい水などがしみる症状が出ることがあります。

エナメル質の内側にある象牙質には感覚があるので、削れば痛みが出るのは当然です。この痛みの程度は、歯髄の状態とも関係します。削るときの熱でダメージを与えると、歯髄炎を起こして痛みが出ることがあります。

当院では回転数を抑えた『5倍速コントラアングル』を主に使い、ブレと摩擦熱を抑えています。さらに、削った直後の歯面をコーティングして保護するIDS(Immediate Dentin Sealing)も実施。歯髄への負担をできる限り減らしています。

1-3 トラブルの防止

この痛みが、被せ物を入れたあとに出たらどうでしょうか。高い被せ物を入れたのに、また外して(あるいは穴を開けて)根管治療をすることになります。それを避けるために、先に歯の感覚をなくしてしまおう——という浅慮な考え方です。

痛みをなくすために神経を抜く、という安易な判断が、
後から歯を苦しめることもあります。

ほかにも理由はあるかもしれませんが、こうした事情で歯髄を取ってしまうと、あとから歯にトラブルが起こることがあります。やむを得ない場合は別として、歯髄は残したほうが歯は長持ちします。

②ハグキ(歯肉)の問題

被せ物が合っていない歯は、歯肉が炎症を起こします。歯肉の縁が赤い、出血しやすい、ブヨブヨしている、といった状態です。磨きにくくて不潔になることや、生物学的幅径(ややこしいので説明は省きます)の関係で起こります。

セラミックでも銀歯でも、歯と被せ物の境目に段差があってはいけません。そして仮歯で歯肉との調和を確認してから、最終的な被せ物に移ります。

前歯の歯肉の位置には、高低差に一定の決まりがあります。左右対称であることも、美しく見える条件です。またブリッジのように歯がない部分を修復する場合、抜歯後は歯肉が痩せるため、できあがった歯が長く見えてしまうこともあります。

こういった点にも注意を払って、時には歯肉の手術なども併用しつつ、きれいに合わせることが可能です。

症例⑤前歯の被せ物をキレイにしたい/40代女性

初診時年齢:40代
性別:女性
主訴:前歯の被せ物をキレイにしたい
治療期間:7ヶ月
費用:977,900円(税込/税抜889,000円) ※セラミックブリッジ5本、結合組織移植術(CTG)、歯肉弁根尖側移動術(APF)を含む総額です
治療のリスク:術後の痛み・腫れ・出血・内出血、移植した結合組織が生着しない可能性、口蓋(組織の採取部)の一時的な疼痛や違和感、一時的な知覚過敏、将来的な歯肉退縮の再発、セラミックの破折・脱離、支台歯の二次う蝕
副作用:術後の腫れ、痛み、内出血
治療内容/装置:右上3〜左上2の5本オールセラミックブリッジ(右上2は欠損部のポンティック)、結合組織移植術(CTG)、歯肉弁根尖側移動術(APF)(自由診療)

もともとメンテナンスで通われていた患者様です。下の写真は初診時のもの。ここから定期的に管理しながら経過を見て、「前歯の被せ物をキレイにしたい」というご希望を受けて治療を開始しました。実際の治療期間は7ヶ月です。

審美歯科症例。初診時の上顎前歯部。被せ物と歯肉の境目が不調和で、歯ぐきの高さが左右で揃っていない状態
初診時

上の前歯には以前の被せ物が入っていましたが、境目が歯肉と調和しておらず、歯ぐきの高さも左右で揃っていませんでした。加えて右上2番目の歯が欠損しています。抜歯後に歯ぐきが痩せているため、そのまま作ると「歯が長く見える」仕上がりになる状態でした。

審美歯科症例。オールセラミックブリッジ装着後の上顎前歯部の接写
最終補綴物(オールセラミックブリッジ5本)装着時
審美歯科症例。オールセラミックブリッジ装着後の口腔内全体
審美歯科症例。初診時の口腔内全体
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初診時 最終補綴装着時
中央のハンドルを左右に動かすと、初診時と最終補綴装着時を比較できます(矢印キーでも操作できます)

歯科技工士牧絵(DL-C)

Process歯ぐきの手術(CTG・APF)を含む工程を見るタップして詳しい解説を読む(写真1枚)

被せ物を作る前に、歯ぐきを整える

このケースでいちばん時間をかけたのは、被せ物ではなく歯ぐきの環境づくりです。右上に、2つの歯周形成外科処置を組み合わせて行いました。

結合組織移植術(CTG):上あご(口蓋)から採取した結合組織を、痩せた歯ぐきに移植して厚みを回復させる処置です。欠損部の歯ぐきが凹んだままだと、ポンティック(ダミーの歯)の付け根に不自然な影ができ、清掃もしにくくなります。
歯肉弁根尖側移動術(APF):歯ぐきの位置を根の方向へ移動させ、歯の見える長さと歯ぐきのラインを調整する処置です。左右の歯の長さを揃えるために行いました。

この2つを行ったうえで、仮歯(プロビジョナルレストレーション)に移行しました。仮歯の段階で歯ぐきとの調和と形態を作り込み、その形を最終補綴物へ移していきます。

審美歯科症例。歯周形成外科処置後、仮歯(プロビジョナルレストレーション)を装着した上顎前歯部
仮歯(プロビジョナルレストレーション)装着時

仮歯で歯ぐきが落ち着くのを待ち、形態を微調整してから、右上3番〜左上2番の5本をオールセラミックブリッジで製作しました。右上2番は歯がない部分なので、ブリッジのポンティックとして、歯ぐきとの境目が自然に見えるよう設計しています。

やらなかったこと

正直にお伝えすると、このケースは「これ以上ないところまでやりきった症例」ではありません。

歯科医師の立場から見れば、左上2番にもAPFを行えば、ガムラインの左右差をもう一段整えられました。歯の位置や噛み合わせを考えると、矯正治療を組み合わせたほうがより良い結果になるケースでもあります。どちらもご説明したうえで、患者様は「そこまでは希望しない」というご判断でした。

術者ができることを全部やれば正解、とは考えていません。かかる期間、費用、体への負担、そして「どこまで気になるか」は人によって違います。選択肢とそれぞれの結果をお伝えしたうえで、どこで区切るかはご本人に決めていただく。このケースは、その線引きをご本人が選ばれた結果です。

そのうえで言えるのは、被せ物を作る前に歯ぐきを整えるかどうかで、仕上がりも、その後の歯ぐきの落ち着き方も変わるということです。セラミックの色や形だけでは、ここは解決できません。

歯ぐきが下がってしまっている部分を回復させる処置については、ブログ記事「下がった歯茎は戻せるのか|根面被覆術(ルートカバレッジ)の症例」でも詳しくご紹介しています。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

症例⑥前歯の歯ぐきから血が出る/32歳女性

初診時年齢:32歳
性別:女性
主訴:前歯の歯ぐきから血が出る
治療期間:1年6ヶ月
費用:1,452,000円(税込/税抜1,320,000円)
治療のリスク:外科処置にともなう術後の腫れ・痛み・出血、根管治療を行っても症状が改善せず再治療や抜歯が必要になる可能性、歯冠長延長術により歯根が露出して知覚過敏や見た目の変化が生じる可能性、支台歯(土台となる歯)の切削が必要なこと、セラミックの破折・欠け・脱離、支台歯の二次う蝕、将来的な歯ぐきの退縮により被せ物との境目が見えてくる可能性
副作用:術後一時的な腫れ・内出血・知覚過敏、歯ぐきの一時的な違和感
治療内容/装置:精密根管治療4本、歯根端切除術・逆根管充填、歯冠長延長術(クラウンレングスニング)、前歯6本のオールセラミック修復(自由診療)

4年前に美容整形外科で『セットバック矯正』という手術を受けられた方です。前から4番目の小臼歯を4本抜き、そのスペース分の骨を切り取って、顎全体を後ろに下げる術式です。

その際に前歯4本の歯髄を抜き、6本をセラミックの被せ物にしています。しかし4本中2本が根尖性歯周炎になっていました。セラミックも歯肉と合っておらず、炎症が見られます。

審美歯科失敗症例、初診時口腔内写真
初診時

まずマイクロスコープ下で根管治療を行い、MTAセメントで根管充填をしました。このとき被せ物を一旦すべて外し、仮歯(テンポラリークラウン)に置き換えています。仮歯を少し調整し、ガムライン(歯肉の位置・高さ)もある程度合わせました。

審美歯科症例。最終補綴装着
最終補綴物装着
Process根管治療から歯ぐきの手術、仮歯までの工程を見るタップして工程写真を見る(4枚)
審美歯科失敗症例。根管治療終了後、テンポラリークラウン装着
根管治療終了・テンポラリークラウン装着時

仮歯まで作ったら、治療計画をもとにワックスアップ模型で設計・診断を行い、被せ物を設計していきます。患者様は笑うと歯茎が見えるガミースマイルで、改善のご希望がありました。そこでクラウンレングスニングと、歯根端切除術・逆根管充填の手術を計画しました。

審美歯科症例。治療のガムライン補綴設計およびワックスアップ
ワックスアップ模型にて設計・診断
審美歯科症例クラウンレングスニングおよび歯根端切除、逆根管充填(外科的歯内療法術)
手術(クラウンレングスニングおよび歯根端切除術・逆根管充填)

手術後、ファーストプロビジョナル、セカンドプロビジョナルと仮歯の調整を重ね、最終補綴物を装着しました。

審美歯科症例。初診時とセカンドプロビジョナルレストレーション装着時の比較
初診時 → セカンドプロビジョナルレストレーション装着時

根管治療、歯肉の手術、仮歯の調整を重ねた末に、最終的な補綴物を装着した状態がこちらです。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

症例⑦被せ物をきれいにしたい/40代女性

初診時年齢:40代
性別:女性
主訴:被せ物をきれいにしたい
治療期間:12ヶ月
費用:715,000円(税込/税抜650,000円) ※オールセラミックブリッジ5本分600,000円(税抜/1本あたり120,000円)+歯肉弁根尖側移動術(APF)50,000円(税抜)の合計です。根管治療および歯根端切除術は健康保険の適用で行っています
治療のリスク:支台歯(土台となる歯)の切削が必要なこと、外科処置にともなう術後の腫れ・痛み・出血、歯ぐきを下げることで歯根が露出し知覚過敏や見た目の変化が生じる可能性、セラミックの破折・欠け・脱離、支台歯の二次う蝕、噛み合わせが深いため被せ物に負担がかかりやすく経過観察を要すること、将来的な歯ぐきの退縮により被せ物との境目が見えてくる可能性
副作用:術後一時的な腫れ・痛み・知覚過敏、歯ぐきの一時的な違和感
治療内容/装置:右上3〜左上2の5本オールセラミックブリッジ(左上1は欠損部のポンティック/自由診療)、歯肉弁根尖側移動術(APF・自由診療)、根管治療・歯根端切除術(保険診療)

「入っている被せ物をきれいにしたい」というご相談でお越しになった方です。ただ、診査を進めると見た目だけの問題ではありませんでした。

審美歯科症例。初診時の上顎前歯部。歯ぐきが被さり歯が短く見える状態
初診時。歯ぐきが歯に多く被さっており、1本あたりの歯が短く見える状態でした
審美歯科症例。APF後、仮歯(プロビジョナル)を装着した状態の口腔内
審美歯科症例。治療前の口腔内
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初診時 仮歯装着時
中央のハンドルを左右に動かすと、初診時と仮歯装着時を比較できます(矢印キーでも操作できます)
審美歯科症例。オールセラミックブリッジ5本分を装着した最終補綴時の上顎前歯部
最終補綴物(オールセラミックブリッジ5本分・左上1はポンティック)装着時

根の先に病変のあった歯には根管治療と歯根端切除術を行っています。これらは健康保険の範囲で実施しました。

Processフェルール不足への対応と、ガミースマイル改善の考え方を見るタップして詳しい解説を読む(写真1枚)

被せ物を作る前に見つかった問題——フェルールが足りない

被せ物にはフェルールという条件があります。被せ物が、残っている歯の壁をぐるりと帯のように抱え込んでいる部分のことです。この帯が十分にあると、噛む力が加わっても被せ物と歯が一体で受け止められます。

逆にこの帯が足りないと、外れやすく、歯そのものも割れやすくなります。この方は、歯ぐきの上に出ている歯が短く、そのままではフェルールを確保できない状態でした。

そこで歯ぐきの位置を下げて、歯が見えている部分を増やす手術(歯冠長延長術)をご提案しました。見た目のためではなく、被せ物を長持ちさせるために必要な処置としてです。

せっかくなら、ガミースマイルも一緒に

この説明をしたところ、患者様から「笑ったときに歯ぐきが見えるのが、ずっと気になっていた」というお話がありました。いわゆるガミースマイルです。

ここで話がつながりました。被せ物のために必要な「歯ぐきを下げる処置」は、ガミースマイルの改善そのものでもあります。どうせ行うなら、必要最小限で止めるのではなく、笑ったときの見え方まで設計してしまおう——ということになりました。

実際に行ったのはAPF(歯肉弁根尖側移動術)で、歯ぐきのラインを根の方向へトータル5mmほど移動しています。歯が見えている部分がその分長くなり、笑ったときの歯ぐきの露出が減ります。歯ぐきを切り取るのではなく、歯ぐきの弁を作って根の方向へ移動させ、必要な幅の歯ぐきを残したまま位置だけを変える方法です。

審美歯科症例。APF後、仮歯(プロビジョナル)を装着した状態の上顎前歯部
仮歯(プロビジョナル)装着時。ガムラインが下がり、1本あたりの歯の長さと歯ぐきのバランスが整いました

やらなかったこと

正直にお伝えしておきたいことがあります。この方には、本来もう2つ提案すべき治療がありました。

ひとつは噛み合わせの深さです。上の前歯が下の前歯を深く覆っており、前歯にかかる負担が大きくなります。本来であれば矯正治療で噛み合わせの深さを整えてから被せ物を作るほうが、被せ物は長持ちします。

もうひとつは左上1番の欠損に対する補綴です。今回はブリッジのポンティックで補っていますが、両隣の歯に負担がかかる形になります。本来であればインプラントなどで欠損部を単独で支えるほうが、両隣の歯を守れます。

どちらもご説明したうえで、患者様は「まず見た目を優先したい」というご希望で、費用面のご事情もあり、現時点では行っていません。ご本人の満足度は高く、それ自体はよかったと思っています。ただ噛み合わせが深いままである以上、被せ物には負担がかかり続けます。だからこそ定期的な確認が欠かせませんし、この点は治療前にはっきりお伝えしています。

「今できること」と「本来やるべきこと」がずれる場面は、実際の診療では珍しくありません。どちらも隠さずお伝えしたうえで、ご本人に選んでいただく——それが当院の考え方です。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※根管治療および歯根端切除術は健康保険の適用で行っており、上記の費用には含まれません。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

根管治療から歯肉の手術、仮歯の調整を重ねて、
理想のガムラインに近づけていきました。

③噛み合わせの問題

症例⑧前歯を治したい/27歳女性

初診時年齢:27歳
性別:女性
主訴:前歯を治したい
治療期間:6ヶ月
費用:385,000円(税込/税抜350,000円) ※上記の費用は自費診療(審美義歯)のものです。抜歯および根管治療は保険診療で行っています
治療のリスク:装着後の痛み・圧迫感・粘膜の傷や口内炎、異物感、発音や食事のしにくさ、顎の骨(顎堤)が痩せることで合わなくなり調整や作り直しが必要になる可能性、義歯の破損・変形、支えとなる残っている歯への負担、骨格的な前後のずれがあるため噛み合わせの経過観察を要すること
副作用:装着当初の異物感・発音のしにくさ、粘膜の一時的な痛みや違和感
治療内容/装置:前歯部の審美義歯(自由診療)、抜歯および残存歯の根管治療(保険診療)。装着後は定期的な調整と、必要に応じた裏装(リライン)・再製作が必要です

審美義歯症例。下顎前突症例
下顎前突症例
審美精密義歯症例。下顎前突を義歯で改善
下顎前突を義歯で改善

歯科技工士柳沼

この患者様は、骨格的に下顎前突(受け口)です。上下の顎の骨の位置関係そのものが前後にずれているため、この骨格では下の前歯が上の前歯より前に来るのが、無理のない位置関係になります。しかし過去に見た目を改善するため、上の前歯に角度をつけて無理に前に出した被せ物が入っていました。

その結果、噛み合わせが不調和を起こし、下の前歯が上の前歯を突き上げるように働いて、歯根破折を招きました。歯並びの問題を被せ物だけで解決しようとするのは、十分な術前検査・診断なしにはハイリスクです。検査のうえで、必要に応じて矯正治療を組み合わせることも検討します。

当院では抜歯と、残せる歯の根管治療を行いました。当初は矯正治療・骨造成・インプラントを予定していましたが、治療期間とご本人のご希望から、最終的に義歯(入れ歯)で審美と機能を回復しています。

外科矯正(骨切り術)やインプラントなど、治療プランはいくつも考えられるケースでした。ただ一番大切なのは患者様のご希望です。今回は審美義歯がご本人にとって最も良い形でした。治療プランは、可能な限りご希望に沿う形で立案します。「こういう仕上がりにしたい」「費用はいくらまでにしたい」など、遠慮なくお伝えください。

※本症例は自由診療(保険適用外)です。※抜歯および根管治療は健康保険の適用で行っており、上記の費用には含まれません。※費用は治療当時のものです。現在の料金は料金表をご覧ください。※治療期間および結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

さいごに

審美歯科は、見た目だけの簡単な治療に思われがちですが、実際には専門的な知識と技術が必要です。近年は「矯正なしで安価に美しい歯に」と謳うセラミック矯正のような治療も増えていますが、患者様を誤解に導くケースも見られます。

専門用語と補足説明

審美歯科治療
歯の機能改善だけでなく、見た目の美しさを重視する治療。色、形、配置の美的な問題を解決します。
セラミック矯正
従来の矯正治療とは異なり、セラミックの被せ物を用いて歯の形状や色を改善する治療法。矯正治療の代わりに短期間で歯並びを美しく見せることができますが、根本的な咬合問題は解決しません。

短期間で見た目が変わるのは魅力的です。ただし、長期的な歯の健康を損なうリスクも伴います。当院ではご希望を尊重しつつ、歯に悪影響があると判断した治療はお勧めしないこともあります。十分にご説明したうえで、長期的な健康と美しさの両立を第一に治療プランをご提案します。

Consultation

ご相談の流れ

審美歯科治療は、まず口の中の状態を丁寧に検査します。そのうえで、ご希望に沿った治療計画とお見積もりをご提案します。料金の目安は料金表をご覧ください。

WEB予約 → 料金表を見る
FAQ

審美歯科治療FAQ

セラミックの寿命はどのくらいですか?

使用する材料やお口の状態、日々のケアによって個人差がありますが、適切なメンテナンスを継続することで長期間にわたり良好な状態を保てるとされています。

保険の詰め物との違いは何ですか?

自費診療のセラミックは色や形の再現性、耐久性、歯肉との適合性に優れており、より自然で美しい仕上がりが期待できます。詳しくは料金表をご覧ください。

浦安でセラミック・審美歯科治療をお探しの方へ

「前歯の色が気になる」「銀歯を白くしたい」「以前入れたセラミックが合っていない気がする」——そうしたご相談を、浦安の当院で承っています。

当院では見た目だけでなく、噛み合わせと歯の寿命まで含めて治療計画を立てます。歯を削る量を抑えたダイレクトボンディングやオクルーザルベニアという選択肢もあります。「セラミックしかない」と思い込まずに、一度ご相談ください。

浦安駅東口から徒歩2分。県道6号沿い、旧浦安魚市場・サミットストア様向かいの建物2階です。

WEB予約はこちら ☎︎ 047-704-9702

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