清水先生の紹介とちょっとだけ噛み合わせの話
- Hatch Dental Clinic
- 2 日前
- 読了時間: 4分
更新日:1 日前
こんにちは。
Hatch Dental Clinic 歯科医師の平沼です。
大変ご無沙汰しております。
「ブログを更新しなきゃ…」と思いながらも、気づけば随分と時間が経ってしまいました。
患者さんからちょっと変わった差し入れをいただくたびに、「これはブログに書こう!」と下書きを残しては、未完のままお蔵入り…そんな記事がいくつかあります。
ブログはご無沙汰しておりますが、私は相変わらず元気に診療させていただいております。
全く関係ありませんが、隣のサミットの焼き芋がとても美味しいです。
いつも言っていると思われるかもしれません。
私は安納芋より紅はるかが好きです。
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さて今日は、今さらながら勤務医の清水先生をご紹介しようと思います。
清水先生が当院に来てくれたのは、もう1年以上前になります。
当時撮影したプロフィール写真と、今の清水先生を見比べてみると、
「なんだかすっかりイケメンになった…!」という話になり、せっかくなので写真の撮り直しをすることに。
ちょうどホームページを更新するタイミングだったこともあり、
「この機会にブログも更新しなきゃな」と思い立った次第です。
(ちなみに私の写真も撮り直したのですが…この1年半でかなり老け込んだような気がして、できればモザイク処理でアップロードしたい)
プロフィール写真を更新しておきますので、気になった方はチェックしてみてください。僕の写真はイケメンに加工するかもしれません。
(追記 : 僕の写真は顔が近過ぎたので変更しませんでした)

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清水先生は、実は私と同世代の先生です。
外科処置が得意で、私の苦手とする親知らずの抜歯などをお願いしています。
その他の治療でも「丁寧だなぁ」と感じることが多く、
正直なところ、私よりも上手に処置している場面もきっと多くあると思っています。
また、先生は非常に勤勉な方で、私が開業直後のバタバタしていた時期にも、
毎週のようにセミナーへ参加し、学び続けている姿に何度もハッとさせられました。
「自分ももっと勉強しなきゃな…」と背中を押してくれた存在でもあります。
とても頼りになる先生で、
私は清水先生、衛生士の安室さんには、いつも頼りすぎてしまっている気がします。
これからも頼らせてもらえたら嬉しいです。
今でも先生は変わらず熱心に勉強されていて、
最近では私も負けじと勉強を続け、お互いに学びを共有できる関係になってきたと思っています。
まだまだ2人とも伸び盛りです!
気持ちは若く、これからも一緒に成長していけたらと思っています。
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さて、ここからは少し歯科のお話になります。
(今回は噛み合わせの話で、あまり面白くないかもしれませんので後半に回しました。)
皆さんは「オーストリアナソロジー(Austrian Gnathology)」という言葉をご存じでしょうか?
…たぶん、あまり耳慣れない言葉かもしれませんね。
実は、昨年の学会のテーマがこの「オーストリアナソロジー」だったため、少しだけご紹介しようと思います。
これはウィーン大学のSlavicek教授らが1970年代後半に提唱した、咬合(噛み合わせ)に関する理論です。
人の進化や生体の自然な噛み方をもとに、
「生体にとって調和した噛み合わせとは何か?」を突き詰めて考える理論体系です。
歯、顎関節、筋といった口腔の構造がどう連動して機能するか――
それを診断や治療にどう応用するかという視点で構築されたものです。
“ナソロジー”や“シークエンシャルオクルージョン”とも呼ばれています。
かなり難しい分野で、咬合に関する考え方としても非常に奥が深いのですが、
「そこまで理論立てて咬合を考える必要があるのか?」という議論も、今回の例会ではテーマの一つとなっていました。
結論を出すのはとても難しく、立場や学派によっても意見は様々ですので、
この場で私見を述べることは控えますが、
「こういう考え方もあるんだな」という参考として、
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
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ご覧いただきありがとうございました。
またの機会に、気軽に読んでいただけるような内容も発信していけたらと思っています!
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