今のところ、まだTK海浜幕張デンタルクリニック副院長の平沼です。
勤続3年間、長いのか短いのか、中途半端であるような気がいたします。
会社員としては短いかもしれませんが、歯科医としては平均的でしょうか。
しかしその中で、しっかりと患者様との関係を築き上げる事ができたと、今このタイミングで切実に感じております。
と言いますのも、今治療中の患者様の治療が終わった際に、次回が3ヶ月後のメンテナンスであったりすると、お会いするのも最後になる可能性があるわけです。
ということもあって「辞めることになりました。」とお伝えするわけです。
この時に「どこでやるんですか?着いていきます」と、言ってくださる患者様が意外な事に多くいらっしゃって、、今までやってきた事が間違っていなかったんだな、と自分の治療スタイルを肯定されているかのような気持ちになります。
決して誘導はしていませんよ。
でも海浜幕張から浦安では結構距離がありますので、くれぐれもご無理をなさいませんよう、お願い致します。
中でも「今までで1番いい歯医者さんでした」と言ってくださる方がとても多いんです。
非常に嬉しいお言葉です。
そしてそれは、、、すみません、その通りだと思います。
保険のむし歯治療で1時間かけてラバーダムを使って治療する歯医者がいますか?
100%近くをラバーダム防湿下で根管治療する歯医者がいますか?
ほぼすべての治療をマイクロスコープで行って、動画撮影したものを毎回お見せする歯医者がいますか?
年間で数件しか抜髄しない歯医者がいますか?
これを、保険診療でやっているのは、少し珍しいと思います。
(もちろん自費診療と比較すると制限は出てしまいます)
僕は、誰かに治療してもらうんであれば、自分に治療してもらいたいです。
そのくらいの自信があり、その自信には、今までの積み重ねによる裏付けがあります。
ですが、まだまだ勉強不足であることも、日々痛感しております。
この3年間、いろいろあって停滞しておりました。
さて、開業いたしましたら、とことん自分を追い込んでいこうと思います。
患者さんに喜んでもらうことが、僕の使命です。
そして、勉強って楽しいんです。
3年間、勉強は少々疎かになってしまいました。
しかし、自分の診療スタイルを確立するための準備期間として考えるのであれば、有意義であったと思います。
自費診療・自由診療は当然、限りなく完璧に近い逸品を。
保険診療であっても、時間を惜しまず、限られた器具・材料であっても全力を尽くすこと。
これが僕の診療スタイルです。
私の個人的な考え方ではありますが、ガツガツ稼ぐために雑な治療をするほど、お金が必要とは思いません。
それよりも、お金はなくとも自分が納得する治療をしながら生きていく方が、よっぽど有意義であると思います。
そんなこんなで診療スタイルが確立したことで、現状に限界を感じ、独立して自分の流儀で診療を行いたい!と思ったのが、今回開業するに至ったきっかけです。
とか言って、お金がなさすぎて潰れないようにしなきゃいけませんね。
いくら知識をつけて技術を磨いても、患者様がいなかったらただの歯に詳しい人ですので。
それでは近いうちにまた更新いたします。
平沼
Opmerkingen